遺品整理サービスの費用が5万円未満なら44％の人が「利用する」と回答
遺品整理を業者に頼むと、どれくらいの費用がかかるのでしょうか？今回は遺品整理業者のアンケート調査をもとに、一般の人々が持つ「遺品整理」のイメージや、費用の相場をお伝えします。
- 目次
主に関西地方で、遺品整理や遺品買取などのサービスを行っている「ミライルまごころサービス」（https://mira1l.co.jp/）が、「遺品整理の印象・イメージ」についてのアンケート調査を行いました。
一般の人々は、遺品整理をどのように考えているのでしょうか？
さっそくアンケートの結果を見ていきましょう。
＜アンケート概要＞
- アンケート概要対象人数：100人（男性47人、女性53人）
- 年齢構成：20代5人、30代27人、40代43人、50代20人、60代以上5人
- 調査方法：インターネットアンケート調査
- 調査期間：2022年10月5日～10月19日
- 調査主体：株式会社Mira1L
引用元資料：遺品整理の印象・イメージについてアンケート｜遺品整理の不安点や予算を徹底調査｜株式会社Mira1Lのプレスリリース
業者に遺品整理を依頼したい人としたくない人は、ほぼ半々
「遺品整理業者へ遺品整理を依頼したいと思いますか？」と尋ねたところ、「はい」が51％、「いいえ」が49％となり、意見はほぼ半々に分かれました。
「はい」と答えた人の理由としては、「遺品が多くて自分では片付けられないと思うから」「大きな物は自分では難しいと思うから」「実家が遠方で、自分で片付けるには負担が大きい」などの回答が見られました。
一方の「いいえ」と答えた人の理由としては、「金銭的な負担が大きい」「優良な業者か判断がつきにくい」「故人との思い出を一つずつ確認するため」などが見られました。
このアンケートの結果から、自分だけで遺品を整理するには荷が重すぎると考える人や、反対に遺品整理にお金をかけたくない人、業者の選別が大変だと考える人、大切な故人の遺品整理は自分だけで行いたい人など、遺品に対するスタンスは人それぞれだということがわかりました。
大変そうなのは「不用品の処理」「遺品と不用品の仕分け」など
次に「遺品整理の何が大変そうですか？」と尋ねたところ、トップとなったのが「不用（不要）品の処理」で、78票（複数選択可）入りました。
次いで「遺品と不用品の仕分け」（70票）、「大型家財の搬出」（61票）などが続きます。
また、「清掃」（39票）や「金銭的な負担」（38票）などにも多くの票が入りました。
遺品整理作業の大変さを案じている人や、費用に対する不安を感じている人も多いようです。
「費用はいくらなら利用したい？」の答えは「5万円未満」が1位
それではずばり、「いくらなら利用したいか」を尋ねたアンケートの結果を見てみましょう。
「遺品整理業者へ依頼する場合、どのくらいの費用なら依頼しますか？」で得られた回答の金額をランキングにしてみました。
＜どのくらいの費用なら遺品整理を依頼するか？＞
1位：5万円未満（44票）
2位：5万円～10万円（32票）
3位：11万円～15万円（13票）
4位：16万円〜30万円（10票）
5位：31万円～50万円（1票）
6位：51万円以上（0票）
アンケートによると、およそ半分（44％）の人が「5万円未満」と回答しています。
アンケート調査を行った「ミライルまごころサービス」によると、1LDKの遺品整理の相場としては、通常73,115円〜程度と考えられますが、自社サービスであれば50,000円台を目安に対応が可能だとしています。
なお、遺品整理業者によって、買取サービスや特殊清掃の有無など、サービス内容は多種多様です。依頼の際は相見積もりなどをとって、比較検討することをおすすめします。
業者依頼で重視するのは「価格」「サービス内容」
続いて「遺品整理業者へ遺品整理を依頼する場合、何を重視しますか？」と尋ねたところ、やはり「価格」に81票（複数選択可）が入り、トップとなりました。
また、「遺品整理サービスの内容」にも71票入り、価格と内容を最重要視する人が圧倒的に多いことがわかりました。
＜遺品整理についての外部参考サイト＞
「奈良の遺品整理サービス ミライル」
まとめ：遺品整理にお金をかけたくないが、5万円未満なら依頼したい
これまでのアンケート結果をまとめると、一般の人々は遺品整理に対して、下記のように考えていることがわかりました。
- 大変というイメージはあるが、お金をあまりかけたくない
- いらない物の処分や、必要なものとの仕分けが大変そう
- 5万円未満の費用であれば、業者に依頼したい
- 価格とサービス内容をもっとも重視している
「遺品整理を業者に依頼しよう」と思った場合は、複数社に相見積もりを取って、サービス内容や価格を比較し、どこに依頼するかをじっくり検討することをおすすめします。
業者が不要品の買取サービスなども実施していれば、依頼費用を軽減することも可能です。
自分や親族などが遺品整理で困らないようにするためには、普段の生活で整理整頓を心がけることが重要です。
また定期的な断捨離などの「生前整理」も欠かせないでしょう。
生前整理については、下記の記事で詳しく解説していますので、参考にしてください。
生前整理の「やることリスト」
遺品整理や終活に関連した記事
この記事の監修者
高橋正美 【ファイナンシャルプランナー（CFP®認定者）】
日本FP協会所属。日本FP協会2019年「くらしとお金の相談室」相談員。某保険会社のお客様窓口で、保全業務のほか、資産活用、相続対策の相談などを16年間行い独立。相続開始後の手続き支援なども行う。 健康管理士として、お客様のお金に関する相談以外に、健康に関するアドバイスも実施。
