職務経歴書の書き方テキスト|テンプレートで簡単作成!
もう悩まない! 職務経歴書の書き方完全テキスト!
採用担当者に魅力的な人材!と思ってもらえるようなポイントから転職が多い場合やアルバイト経験の書き方まで、この記事では、テンプレートで簡単に作れる職務経歴書の書き方をご紹介します。
- 目次
- 職務経歴書と履歴書はなにが違う?
- 職務経歴書とは応募者の職歴やスキルをアピールする書類
- 履歴書とは応募者のプロフィールを記入する書類
- 簡単にできる!職務経歴書の書き方|準備編
- パソコンor手書き?作成方法を検討する
- 参考にするテンプレートを決める
- これまでの経験やスキルを振り返る
- 企業が求める人材を把握する
- 簡単にできる!職務経歴書の書き方!作成編
- ①【タイトル・氏名・日付】を記入する
- ②職務要約を記入する
- ③職務経歴を記入する
- ④【資格・免許・スキル】等を記入する
- ⑤自己PRを記入する
- 看護師・介護士・保育士|医療福祉系の職務経歴書の例文
- 看護師の職務経歴書の例文
- 介護士の職務経歴書の例文
- 保育士の職務経歴書の例文
- 職務経歴書はどのように提出すればいい?
- メールの場合はPDF形式に変換して送信する
- 郵送の場合は送付状を同封して角形A4号封筒で送付する
- 手渡しの場合は封筒から取り出して渡す
- 採用担当者に好印象を持ってもらえる職務経歴書のポイントとは?
- 採用担当者が見るポイントを把握する
- 読みやすい工夫を心掛ける
- 長期間のブランクがある場合は理由を記入する
- 状況別の注意点|こんなケースはどうすればいい?
- 転職回数が多い場合は転職により自分が成長していることをアピールする
- 長期間のアルバイト経験がある場合は職務経歴書に記入する
- まとめ・魅力的な職務経歴書で自分自身のプレゼンを!
職務経歴書と履歴書はなにが違う?
企業へ応募する際に必要となる、履歴書や職務経歴書。2つの書類にはどのような違いがあるのでしょうか?
まずは、職務経歴書と履歴書の違いを把握しておきましょう。
職務経歴書とは応募者の職歴やスキルをアピールする書類
職務経歴書とは、応募者の職歴やスキルをアピールするための書類のことです。
今までに経験した職種や業務内容、仕事を通じて得た成果やスキルを詳しく伝え、応募する企業で自分がどのように貢献できるかをアピールします。
職務経歴書は履歴書と異なり決まった書式がないため、内容やデザインなどを自分で決めなければなりません。つまり、職務経歴書自体が自分のことをプレゼンする重要な書類になります。
履歴書とは応募者のプロフィールを記入する書類
履歴書とは、応募者のプロフィールを記入する書類のことです。
応募者の氏名や住所などの個人情報をはじめ、学歴や職歴、志望動機なども記入します。ただし、履歴書に記入する職歴は、会社名・退職理由・在籍期間などの簡単な情報のみです。
履歴書は職務経歴書と異なり、厚生労働省が作成した基本的な様式が定められているため、一般的には定められた様式に沿って、必要事項を記入していきます。
職務経歴書は応募者の仕事に関する情報を伝えるための書類、履歴書は応募者の状況を全体的に伝えるための書類、というイメージでしょう。
この記事では、職務経歴書の書き方について解説していきますが、履歴書の作成方法については以下の記事をご参考ください。
【全11種類】履歴書・送付状の無料テンプレート|スマホで作る方法も
履歴書の書き方|職歴編!パート・アルバイト・派遣の職歴の書き方も
簡単にできる!職務経歴書の書き方|準備編
早速、職務経歴書の書き方を確認していきましょう。まずは、スムーズに職務経歴書が書けるよう、準備を整えることから始めます。
パソコンor手書き?作成方法を検討する
1つ目の準備は、作成方法を検討することです。
職務経歴書を作成する際、パソコン作成か手書きか、迷う人もいるでしょう。どちらの方がいい、という明確な決まりはありませんが、可能であればパソコンで作成することをおすすめします。
パソコン作成をおすすめする理由は、効率的なため。就職活動を行う際は、複数の企業に応募する人がほとんどです。手書きの場合は1枚ずつすべての内容を記入しなければならないため、時間と手間がかかります。
一方、パソコン作成の場合は、基本的な内容を作成すれば、応募する企業によって一部の内容を変えるだけで職務経歴書が完成します。手書きよりパソコン作成の方が見栄えも良くなるでしょう。
自宅にパソコンがない場合は、スマートフォンのアプリから作成してコンビニで印刷すれば、パソコンで作ったような職務経歴書が作れます。
もちろん、手書きにこだわりをもっている場合は手書きで問題ありません。しかし、応募する企業がIT系や外資系企業の場合は、基本的なパソコンスキルを応募書類で判断する可能性もあるため、パソコンで作成した方が無難でしょう。
用紙サイズは【A4】・フォントは【明朝体】が基本
職務経歴書を作成する際は、A4サイズで2枚程度にまとめることを意識しましょう。フォントは明朝体がおすすめです。
職務経歴書におすすめのフォント
- Windowsの場合:MS明朝
- Macの場合:ヒラギノ明朝
1つの書類では同じフォントを使った方が統一感がでて見栄えが良くなりますが、見出しなどにアクセントをつけたい場合は、ゴシック体を使ってもいいかもしれません。
なお、本文のフォントサイズは10.5〜11ポイント、見出しは本文より2ポイント程度大きくすると全体のバランスが良くなります。
参考にするテンプレートを決める
2つ目の準備は、参考にするテンプレートを決めることです。
先ほどもお伝えした通り、職務経歴書には決められた書式はありません。そのため、見栄えの良い職務経歴書を作成するためには、テンプレートの使用をおすすめします。
以下にテンプレートをご用意しましたので、ぜひダウンロードしてお使いください。
編年体形式
編年体形式は、時系列の古い順から職歴を記入する形式です。過去から現在の順で記入するため、もっとも古い職歴をいちばん上に記入します。
転職経験が少ない人や、直近の職種をアピールする必要がない人におすすめです。
逆編年体形式
逆編年体形式は、時系列の新しい順から職歴を記入する形式です。現在から過去の順で記入するため、直近の職歴をいちばん上に記入します。
応募する職種に直近の業務が活かせる場合や、転職経験の多い人におすすめです。
キャリア形式
キャリア形式は、時系列ではなく、業務内容やプロジェクト内容ごとに記入する形式です。アピールしたい職歴から記入して問題ないため、専門性の高い職種に応募する人におすすめです。
これまでの経験やスキルを振り返る
3つ目の準備は、これまでの経験やスキルを振り返ることです。
職務経歴を思いつくままに描き始めると、ダラダラとまとまりのない内容になってしまう可能性があります。まずは、メモ帳などに、自分が経験してきた業務内容や身につけたスキルを箇条書きで書き出してみましょう。
振り返る際は、5W1H(「When(いつ)」「Where(どこで)」「Who(だれが)」「What(なにを)」「Why(なぜ)」「How(どのように)」)を基本に、できるだけ詳しい内容を書き出してください。
また、業務上の実績や表彰された内容があれば、それらも忘れずに書き出しましょう。
企業が求める人材を把握する
4つ目の準備は、企業が求める人材を把握することです。
自分をアピールする職務経歴書を書く前に、まずは、募集要項や企業のホームページなどを研究して、企業がどのような人材を求めているのかを把握しましょう。
企業が人材を求める場合、必ず「このような人材が欲しい」という願望があります。当然ですが、企業はできるだけ求めている人材に近い人を採用するため、応募者は求められる人材を把握していないと検討違いのアピールをしてしまう可能性もあるのです。
応募者が周囲の人からとても魅力的な人物だと評価されていても、応募企業から魅力的な人材だと思われなければ、就職活動では意味がありません。
そんな残念な事象を起こさないためにも、企業研究はとても重要になります。自分が採用担当者になった気持ちになり、「この企業ならどのような人材を求めているのか」をできるだけ正確に把握するよう心がけましょう。
簡単にできる!職務経歴書の書き方!作成編
準備が整ったら、実際に職務経歴書を作成してみましょう。職務経歴書に記入する項目は、主に以下の項目です。
職務経歴書に記入する項目
- ①タイトル・氏名・日付
- ②職務要約
- ③職務経歴
- ④資格・免許・スキル
- ⑤自己PR
それぞれの詳細を解説していきます。
①【タイトル・氏名・日付】を記入する
冒頭には、タイトル・氏名・日付を記入します。
タイトルの「職務経歴書」は少し大きめのフォントで中央に、日付と氏名は右寄せで記入します。日付の年号は和暦と西暦のどちらでも問題ありませんが、どちらかに統一するようにしてください。
②職務要約を記入する
次に、職務要約を記入します。職務要約とは職歴のあらすじのようなもの。これまで経験してきた仕事内容や成果を簡潔に記入します。
職務要約は職務経歴書の冒頭にくる部分。この部分で「応募する企業が求める人材に近い人物」であることをアピールすることで、採用担当者に興味をもってもらえる可能性が高くなります。
例えば、応募する職種が営業の場合はこれまでの営業経験や実績を、管理職の場合はマネジメント経験の実績を伝えると、採用担当者に興味をもってもらえるでしょう。
つまり、職務要約の内容は応募する職種によって変えることが重要になります。
ただし、要約のため長文はNGです。ここでは意気込みなどは記入せず、客観的な事実のみを記入し、3〜4行程度にまとめましょう。
③職務経歴を記入する
次に、職務経歴を記入します。職務経歴書のメインとなる部分のため、端的でわかりやすい文章を心がけましょう。
職務経歴に記入する内容
- 会社概要
- 在籍機関
- 所属部署や役職
- 具体的な職務内容
- 実績
上記の内容をそれぞれ3〜5行を目安に記入します。
会社概要
まずは、過去に働いた経験のある会社の概要を記入します。
会社概要に記入する内容
- 会社名
- 在籍期間
- 事業内容
- 資本金
- 売上高
- 従業員数 など
会社名は省略せず、正式名称を記入してください。また、名称が在籍時と異なる場合は「〇〇株式会社(旧:〇〇株式会社)」と、カッコ書きで記入しましょう。
所属部署や役職
配属された部署に名前がある場合は「営業1課配属」など、具体的な部署名を記入します。同じ企業内で複数の部署を経験している場合は、部署ごとに分けて仕事内容を記入してください。
昇進暦がある場合は、「営業1課 課長昇進」と部署名の後に役職を記入します。昇進した年月の記入も忘れないようにしましょう。
具体的な職務内容
担当していた業務の内容をわかりやすく端的に記入します。仕事を行う上で心がけていたことなども記入すると、仕事に対する姿勢が伝わるでしょう。
実績
所属している部署や個人で挙げた実績を記入します。「売上高○万円」や「前年比○%達成」など、具体的な実績を記入します。
「社長賞受賞」などの受賞歴もここで記入し、しっかり実績をアピールしましょう。
④【資格・免許・スキル】等を記入する
次に、資格・免許・スキル等を、それぞれ箇条書きで記入します。基本的には、先に免許や資格を記入します。資格や免許の名称は省略せずに正式名称を記入しましょう。
例
- 普通自動車第一種運転免許→○ 普通免許→×
- 実用英語技能検定試験 1級→○ 英検1級→×
記入する順序は資格を取得した時期が古い順に記入することが一般的です。ただし、資格が多く書ききれない場合は、応募職種に関する資格を優先的に記入しましょう。
職務経歴書を作成している段階では取得できていなくても、勉強中の資格があれば「〇〇資格の取得を目指して勉強中」と記入して問題ありません。仕事に対する前向きな姿勢が伝わるはずです。
記入できるような資格がない場合は空欄にせずに「特になし」と記入しましょう。
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パソコンスキル
今や、どんな仕事でも業務を進めるうえでパソコンスキルは欠かせません。事務関連やIT系はもちろん、サービス業などでも業務管理にパソコンは使われています。そのため、パソコンに関する資格を取得している場合は、必ず記入しましょう。
資格を取得していなくても、「Word・Excel・PowerPoint」などメジャーなソフトに関しては、自分ができるレベルの記載が必要です。
記入例
- Word:報告書・見積書・社内外の文書の作成が可能
- Excel:ピボットテーブル・VLOOKUP関数・IF関数・グラフ作成が可能
- PowerPoint:図形やイラストを使ったプレゼン資料の作成が可能
上記以外にも使えるソフトがある場合は、応募職種に関連するものから記入してください。
語学スキル
ここ数年で、日本もグローバル化が進んできました。海外企業と接点をもつ企業も多いため、語学スキルは就職するうえで大きな武器となります。
英語はもちろん、中国語もビジネスで使われる機会が多いため、語学スキルがある場合も必ず記入しましょう。
記入例
- TOEIC:840点
- 実用英語技能検定試験:準1級
- ビジネス英語:会話レベル
- 中国語検定:2級
資格を取得していなくても、ビジネスレベルの会話ができれば積極的に記入してください。
ビジネススキル
ビジネススキルとは、ビジネスを円滑に進めるために必要な能力のこと。以下のようなスキルに自信がある場合は、簡単な説明を添えて記入しましょう。
主なビジネススキル
- プレゼンテーションスキル
- ロジカルシンキング
- マネジメントスキル
- コミュニケーションスキル
- ビジネスマナー など
働いた経験のある人は、自分でも気づかないうちになにかしらのスキルが身についているものです。
例えば、人前で発表することが得意な人はプレゼンテーションスキルが身についているでしょう。人に説明をすることが得意な人はロジカルシンキングが身についているかもしれません。
会社は人が集まる場所です。どんな会社でもコミュニケーションスキルは欠かせません。ぜひ、これまで仕事をするうえで意識してきたことを思い返してみてください。
⑤自己PRを記入する
最後に、自己PRを記入します。
自己PRに苦手意識をもつ人もいるでしょう。そんな人は、自分の強みを考えてみてください。
自分の強みがわかったら、なぜそう思ったのか、理由を明確にします。そして、その強みが応募する企業でどのように活かせるのか想像してみましょう。
自分の強みが応募する企業でどのように活かせるのか想像ができたら、一連の内容を文章にしてみます。
自己PRの構成
- 自分の強みをアピールする
- なぜそれが強みになるのか理由を伝える
- 応募する企業で強みがどのように活かせるのか伝える
書き終わったら読み返してみて、企業が求める人材とマッチしているかどうか客観的に確認してみましょう。
文章は長すぎないよう、5行程度を目安に作成してください。
【職務経歴書の自己PR】書き方と例文!思いつかない場合はどうすればいい?
看護師・介護士・保育士|医療福祉系の職務経歴書の例文
これまで解説した内容を踏まえて、医療福祉系の職務経歴書の例文をご紹介します。ぜひ、作成時の参考にしてください。
看護師の職務経歴書の例文
■職務要約
消化器内科病棟・整形外科病棟で10年間、看護業務に従事してきました。病棟リーダーとして、後輩の教育経験もあります。
■職務経歴
20〇〇年○月〜 | 医療法人〇〇会 〇〇病院 |
■担当業務
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20〇〇年○月〜 | 同病院 |
■担当業務
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■資格・免許・スキル
- 普通自動車第一種運転免許(20〇〇年〇月)
- 正看護師免許(20〇〇年〇月)
- Word:報告書の作成が可能
- Excel:簡単な表計算作成が可能
- 病棟リーダーとしてのマネジメント・指導スキル
- 患者様の異変を見逃さない観察力
- 他部署や患者様とのコミュニケーションスキル
■自己PR
これまで消化器内科で7年間、整形外科で3年間、経験を積んできました。いずれも患者様の状態をいち早く把握し、適切な管理・ケアが求められる領域です。
従来の方法にとらわれることなく、患者様一人一人に対して最適な看護業務を行うという柔軟な対応力を持っています。
こうした経験を貴院でも生かし、的確な知識と行動力で、患者様に安心して過ごしてもらえるような、質の高い看護に貢献していきたいと思っております。
介護士の職務経歴書の例文
■職務要約
専門学校を卒業後、介護付き有料老人ホームで5年間、特別養護老人ホームで4年間勤務いたしました。
業務を通して、食事・入浴・排泄などの基本的なスキルは身についております。2年間のユニットリーダーの経験もあるため、マネジメントや新人教育にも自信があります。
■職務経歴
20〇〇年○月〜 | 株式会社〇〇介護付き有料老人ホーム |
入所利用者様・短期入所利用者様の生活支援を行う
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20〇〇年○月〜 | 社会福祉法人〇〇特別養護老人ホーム |
入所利用者様・短期入所利用者様の生活支援を行う
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■資格・免許・スキル
- 普通自動車第一種運転免許(20〇〇年〇月)
- 介護福祉士(20〇〇年〇月)
- 利用者様やそのご家族とのコミュニケーション能力
- 利用者様の状況に応じて臨機応変に対応する能力
■自己PR
これまで9年間にわたり、介護職に従事してまいりました。業務を通して身につけた強みは、傾聴力です。
私が働くうえでもっとも大切にしていることは、利用者様やご家族との信頼関係を築くことです。利用者様のご要望や不安に可能な限り寄り添い、お話をうかがうことで、信頼関係を築いてきました。それは、共に働くスタッフとの関係も同様です。
今後も傾聴力と信頼関係を大切にし、介護業務に従事してまいりたいと思っております。
保育士の職務経歴書の例文
■職務要約
〇〇大学〇〇学部を卒業後、6年間、2つの保育園で保育業務に従事してまいりました。3〜5歳児クラスの担任を5年間勤めた経験があります。
1年間はクラス担任を受け持つと同時に新人教育も担当していたため、マネジメントスキルも身についていると自負しております。
■職務経歴
20〇〇年○月〜 | 社会福祉法人〇〇会 |
■所属歴 ■業務内容
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20〇〇年○月〜 | 株式会社〇〇 |
■所属歴 ■業務内容
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■資格・免許・スキル
- 普通自動車第一種運転免許(20〇〇年〇月)
- 保育士資格(20〇〇年〇月)
- Word:報告書の作成が可能
- Excel:簡単な表計算作成が可能
- ピアノ:10年以上の経験あり
■自己PR
これまで6年間にわたり、保育士として勤務してきました。私が保育をするうえでもっとも大切にしていることは、相手の立場になって考えることです。
保育園には素直に感情を表現する子が多いため、トラブルはつきものです。そんなときは、私自身も子供たちにも、まずは相手の立場になって考えてみることを意識させます。
その結果、誤解が解けて信頼関係が生まれるケースをいくつも見てきました。成長過程にある子供たちにとって、相手の気持ちに寄り添うことはとても重要だと感じております。同時に、そんな貴重な時期にたくさんの子供と触れ合えることに感謝もしております。
今後も子供の成長を通して自分自身も成長させ、保育業務に活かしていきたいと考えております。
なお、シニアジョブでは画面に沿って入力するだけで簡単に魅力的な履歴書・職務経歴書の作成ができるサービスを提供しています。履歴書作成に迷った場合は、ぜひご利用ください。
職務経歴書はどのように提出すればいい?
応募書類の提出方法1つで、ビジネスマナーがあるかどうかは伝わるもの。ここでは、職務経歴書を含む応募書類の提出方法を解説します。
メールの場合はPDF形式に変換して送信する
応募書類をメールで送信する場合は、履歴書や職務経歴書をPDF形式に変換して送信します。
なお、セキュリティを考慮して、応募書類にパスワードを設定するケースも多いです。パスワードを設定した場合は、応募書類を添付したメールとパスワードを記載したメールの2通を送信します。
パスワードの設定は必須ではありませんので、応募先の企業によって判断してみてもいいでしょう。
職務経歴書をPDF形式に変換する
まずは職務経歴書の内容を最終確認し、問題なければ「保存」します。この段階で保存しておくと、応募する企業によって部分的に内容を変えられるため便利です。PDF形式へ変換する方法は以下の通りです。
Word・ ExcelからPDFへの変換方法
- ファイルを開く
- 「名前を付けて保存」をクリックする
- ファイル形式で「PDF」を選んで「保存」をクリックする
メール本文の内容
メール本文には、以下の内容を記入します。
職務経歴書添付メールの内容
- 宛先
- あいさつ
- 本文
- 締め
- 署名
■例文
なお、件名には「○○職応募の件/履歴書添付(氏名)」と、忙しい採用担当者が件名だけで内容がわかるように記入しましょう。
郵送の場合は送付状を同封して角形A4号封筒で送付する
郵送の場合は、送付状を同封して角形A4号封筒で送付します。
送付状に記入する内容
送付状には主に以下の内容を記入します。
送付状に記入する内容
- ①日付
- ②宛名
- ③氏名・連絡先
- ④前文
- ⑤応募の経緯
- ⑥本文
- ⑦締めの文章
- ⑧結語
- ⑨同封書類
前文には、頭語と時候のあいさつを記入しましょう。頭語は「拝啓」が一般的です。時候のあいさつは以下を参考にしてください。
■時候のあいさつ
提出月 | 時候の挨拶 |
---|---|
1月 | 初春の候/新春の候/厳冬の候 |
2月 | 立春の候/早春の候/残寒の候 |
3月 | 春分の候/春陽の候/浅春の候 |
4月 | 春暖の候/陽春の候/仲春の候 |
5月 | 新緑の候/薫風の候/立夏の候 |
6月 | 小夏の候/入梅の候/梅雨の候 |
7月 | 盛夏の候/仲夏の候/猛暑の候 |
8月 | 残暑の候/晩夏の候/立秋の候 |
9月 | 初秋の候/新秋の候/秋冷の候 |
10月 | 仲秋の候/秋涼の候/秋晴の候 |
11月 | 晩秋の候/向寒の候/菊花の候 |
12月 | 師走の候/初冬の候/寒冷の候 |
書類の入れ方
職務経歴書や履歴書などの応募書類一式は、以下のように送付します。
書類を重ねる順番(上から)
- 送付状
- 履歴書
- 職務経歴書
- その他書類
送付する際は上記の順番に書類を重ね、クリアファイルに入れてから封筒にいれましょう。
手渡しの場合は封筒から取り出して渡す
面接の場で手渡しする場合は、封筒から取り出し、書類を相手の向きにして渡します。封筒は、2つ折りにした書類が入る角形2号がおすすめです。
職務経歴書を提出する場合は履歴書も同時に提出することが多いため、クリアファイルに入った書類を封筒の上に重ねて渡しましょう。
採用担当者に好印象を持ってもらえる職務経歴書のポイントとは?
職務経歴書は自分のことをプレゼンできる重要な書類です。応募するからには、採用担当者に好印象をもってもらいたいもの。ここでは、魅力的な職務経歴書を作るためのポイントを解説します。
採用担当者が見るポイントを把握する
1つ目は、採用担当者が注目するポイントを把握することです。採用担当者は職務経歴書を通して、特に以下の内容に注目します。
採用担当者が見るポイント
- 経験してきた仕事や実績を入社後に活かせるか
- 基本的なビジネススキルをもっているか
- 応募者の強みは何か
- 働く意欲や目的をもって応募しているか など
採用担当者が知りたいポイントをアピールすることで「この人に会ってみたい」と思ってもらえる可能性が高くなるでしょう。
読みやすい工夫を心掛ける
2つ目は、読みやすい工夫を心掛けることです。どんなに素晴らしい経歴があっても、文章を羅列するだけの読みにくい職務経歴書では好印象をもってもらえません。それどころか、最後まで目を通してもらえない可能性もあります。
採用担当者は通常業務の合間をぬって、たくさんの職務経歴書に目を通しています。多くの応募者の中から「この人に会ってみたい」と思ってもらうためには、パッと見でもわかりやすい書類にすることが大切です。
ポイント
- 見出し・箇条書き・表などを使う
- 適度に改行をいれる
- 文字のフォントやサイズを統一する など
書き終えたら印刷をして、自分で目を通してみましょう。パソコン画面上では気づかなかった誤字脱字や全体のバランスが見えてくるはずです。
読む人のことを考えて書かれた書類からは応募者の心遣いが伝わるもの。職務経歴書は、自分ではなく読む相手のことを考えて作成してください。
長期間のブランクがある場合は理由を記入する
3つ目は、長期間のブランクがある場合は理由を記入することです。
仕事をしながら転職活動をしている人や退職後すぐに転職を考えている人は、長期間のブランクは生じません。
しかし中には、失業保険を受け取りながら腰を据えて転職活動をしたり、アルバイトをしながら資格取得のための勉強をしたりする人もいるでしょう。
長期間のブランクは正当な理由があれば問題視されませんが、理由を書かないと「この期間に何をしていたのか?」と不信感をもたれてしまう可能性があります。
職歴に3ヶ月以上のブランクがある場合は、「〇〇年〇月〜〇〇年〇月 〇〇資格取得のため教育訓練制度を受講」や「親の介護のため休職」など、不信感を抱かせない理由を記入しましょう。
状況別の注意点|こんなケースはどうすればいい?
最後に状況別の注意点を確認しておきましょう。今回は、「転職回数が多い場合」と「パート・アルバイトの経験しかない場合」の注意点を解説します。
転職回数が多い場合は転職により自分が成長していることをアピールする
転職回数が多い場合は、転職により自分が成長していることをアピールしましょう。「転職回数が多いと不利…?」と不安になる人も多いですが、必ずしもそうではありません。
採用担当者は、転職回数より転職によりどのようなスキルや知識を身につけたのかに注目します。転職によりスキルアップしていることを伝えられれば、大きなマイナスイメージにつながることは少ないでしょう。
転職回数が気になる人は、自分の職歴を振り返った後に共通点を見つけてみてください。例えば「アパレルの販売→不動産営業」の場合は、売上を挙げることや顧客に喜んでもらうことが共通の目標になるでしょう。
「保育士→介護士」の場合は、人の世話をすることで喜びを感じられる人なのかもしれません。
一見関連のなさそうな職種でも、深堀りしてみると共通する項目が見つかるはず。それが、あなたが仕事をするうえで大切にしていることです。
仕事をするうえで大切にしていることがわかれば、転職回数が多くてもネガティブにとらえる必要はありません。大切にしている部分が成長していることをアピールすれば、転職回数が有利に働く可能性もあるでしょう。
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長期間のアルバイト経験がある場合は職務経歴書に記入する
職務経歴書には、正社員で働いた経歴のみ記入するのが基本です。ただし、1年間以上のアルバイト経験がある場合や、応募職種で活かせる経験がある場合は、アルバイトでも記入することをおすすめします。
アルバイト経験を記入する際は、「〇〇株式会社(アルバイト)」と社名の後にカッコ書きでアルバイトを記入してください。
ところで、正社員とアルバイトの違いはどんなところだと思いますか?人によって捉え方は異なりますが、よく挙げられるポイントは責任感の有無です。
アルバイトは正社員の指示に従い働くケースが多いため、仕事に対して受け身になりがちです。強制的に働いているため、仕事に対する責任感をもてない人も多くなってしまう傾向にあります。採用担当者の中にも同じように思っている人がいるかもしれません。
そのため、職務経歴書にアルバイト経験を記入する場合は、仕事に対する責任感があることを伝えましょう。同時に、自発的に仕事を行っていたことや後輩を指導していたことなど、仕事に前向きな姿勢であったことを伝えれば、仕事に対する意欲が伝わるはずです。
まとめ・魅力的な職務経歴書で自分自身のプレゼンを!
職務経歴書は自分のことをプレゼンできる重要な書類です。とはいえ、自分が伝えたいことだけを伝えるのはおすすめできません。
重要なのは、採用担当者から「この人に会ってみたい」と思ってもらえるようにすること。応募者のどんなところを知りたいと思っているのか把握して、わかりやすく伝えることが大切です。
魅力的な職務経歴書を作成して、書類選考突破を目指しましょう。
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この記事の監修者
松澤裕介 【キャリアアドバイザー】
キャリアアドバイザーとして、転職相談3,000名以上、紹介企業数10,000社以上に対応。年間1,000名以上の履歴書、職務経歴書を作成。主に医療・介護業界の人材紹介を担当。「シニア人材の転職市場・転職の注意点」などのテーマで記事やコラムを監修。