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意外と重要!履歴書の趣味・特技欄の書き方とポイントを解説

松澤裕介 【キャリアアドバイザー】

履歴書の趣味・特技欄が意外と重要なのはご存知でしたか?趣味・特技がない場合の対処法や、シニアの場合の書き方を例文を含めてご紹介します!

目次

「久々に履歴書を書くことになったけど、趣味・特技欄の書き方がわからない…」とお悩みの人もいるのではないでしょうか。
趣味・特技欄は、自由に書ける分どのようにまとめれば良いか迷いやすいところです。
あなたの「人となり」や「スキル」を理解してもらえる履歴書を作成するにはどうしたらよいでしょうか?
この記事ではシニア・中高年向けに履歴書の趣味・特技欄の書き方とポイントを詳しくご紹介します。

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履歴書の趣味・特技欄はなぜ重要なのか

趣味・特技欄は大切な要素のひとつです。
採用には直結しないものの、趣味や特技が「業務に生かせるもの」や「応募者の人となりを表すもの」であれば、いい印象を与えることができます。

たとえば、食品メーカーや飲食店の仕事を志望している応募者が、「食べ歩きが好きで、休みの日には話題のお店に足を運んでいる」という趣味を持っていたとします。
採用担当者は「食について探求心があり、流行にも敏感な人なのだろう」という印象を持つかもしれません。

履歴書の趣味・特技欄の書き方とポイント

では、どういったことを書けばいい印象を与えられるでしょうか。
履歴書の趣味・特技欄の書き方のポイントをご紹介します。

たくさん書くより、ひとつのことについて書く

履歴書の趣味・特技は複数について書くよりも、ひとつのことについて書くことをおすすめします。
ひとつのことについて書くと、その趣味に対しての熱意がより伝わるでしょう。

反対に多くの趣味について書いた場合、仕事面に対してもひとつのことに集中して取り組めないのでは?や、プライベートを最優先する人だと思われてしまうかもしれません。

厳選した趣味・特技を書いておけば、あなたの人柄をイメージしてもらいやすく、面接官にとっても話題にしやすいという効果も期待できます。

悪い印象になることは書かない

履歴書には悪い印象になることは書かないようにしましょう。
たとえば趣味としてパチンコや競馬などといったギャンブルについて書いた場合、企業側に良い印象は与えないでしょう。

また、ゲームが好きな人も多いかもしれませんが、ビジネスの場では趣味として書かない方が無難です。

嘘は書かない

当たり前ですが、履歴書にうその趣味・特技を書くことはNGです。
趣味・特技欄に書かれている内容は面接での会話の糸口になり、掘り下げられて会話が広がることも少なくありません。

いざ質問されたときのことを考えると、その場しのぎのうそを書くのは避けた方が良いでしょう。

箇条書きで簡潔にまとめる

趣味や特技の内容が一目でわかるよう、簡潔にまとめることが大切です。
読む側の負担を考慮すると、箇条書きの方が見やすいといえます。

たとえば、散歩が趣味なら「趣味:散歩」と書き、それから詳細やエピソードなどを補足すると良いでしょう。

趣味:散歩
毎朝愛犬3匹と近所を散歩していますが、週末は広い公園などに行き長めの距離をゆっくり楽しんで歩きます。


あまりにも情報量が多いと、「書類作成スキル」が乏しいと判断されかねませんので、書きすぎにはご注意ください。

シニアの履歴書の趣味欄はどう書くべきか

シニア世代の場合、趣味・特技欄でシニア世代ならではの強みをアピールできます。

長年の趣味を書くことによって説得力が生まれる

シニア世代の場合、人生を長く生きている分、若い世代に比べて「趣味に割いてきた時間も長い」という強みがあります。

趣味を通して得た知識やスキル、ものごとを探求してきた姿勢そのものがアピールポイントです。

新しい趣味や特技を書くことによってチャレンジ精神があると思ってもらえる

いくつになっても新しいことに挑戦し続ける姿勢は、仕事においても評価されやすいでしょう。

たとえば、「今までの仕事ではExcelを使う機会は多くなかったが、今後のために自主的に操作方法を学んでいる」という人であれば、「経験が浅い分野でも努力して早く業務を覚えてくれそうだ」と評価されるでしょう。

健康管理に気をつけていることを書けば、安心してもらえる

健康管理は、シニア世代を採用する上で安心材料のひとつとなります。

たとえば趣味として「ジョギング」や「ゴルフ」と書かれていれば、「定期的に体を動かしているようだ」という健康的なイメージを与えるでしょう。

「健康は資本」というくらい、仕事をする上でも重要なポイントです。

履歴書の趣味・特技欄が思いつかない場合

では、趣味・特技が思いつかない場合はどうしたらいいでしょうか。
これからご紹介することを実行していただけたら、アピールできるものが見つかるかもしれません。

日常を振り返る

趣味や特技が見つからない場合、まずは日常生活を振り返ってみましょう。
あなたにとっては「ささいなことだから…」と思うことでも、趣味・特技として書けるものがあるかもしれません。
たとえば、「スポーツとまではいえないけど、歩くことが好きで近所をよくウォーキングしている」という人もいるはずです。
「日常生活で続けてきたこと」を趣味・特技と結びつければ、きっと書くことが見つかるでしょう。

周りの人や家族に聞いてみる

周りの人や家族に、周りから見た自分の「好きなこと」や「得意なこと」聞いてみるのもひとつの手段です。
思いもしなかった「好きなこと」や「得意なこと」に気づくヒントをくれるかもしれません。

たとえば、「整理整頓が好きでオフィスの備品整理をしたら、周りの人に褒められた」という経験がある人もいるはずです。

日常生活の中で「人に褒められたこと」も趣味や特技といえるでしょう。

どうしても思いつかないときは「これからやってみたいこと」を書く

どうしても思いつかなったときには、何も書かないのではなく、これからやってみたいことを書いてみましょう。「何事にもポジティブでチャレンジ精神が旺盛な人」だと思ってもられるかもしれません。

少しでも興味を持っていることなら、ネットで情報を集めてみるのもおすすめです。

履歴書の趣味欄の例文


ここでは、あなたが趣味・特技を書く際に参考になるような例文一覧をご紹介します。

例文1:音楽鑑賞

趣味:音楽鑑賞
クラシック音楽が好きで、定期的にオーケストラの生演奏を聞きに行きます。最近ピアノも習い始めました。


例文2:映画鑑賞

趣味:映画鑑賞
特に洋画が好きで、休日は3作品ほど鑑賞します。英語版で見て語学力も同時に鍛えています。


例文3:パン作り

特技:パン作り
旬の食材を使ったパン作りが得意です。家族からは「さつまいもパン」が美味しいと好評でした。


これらの例は「ありきたり」と捉えられてしまいがちですが、書き方次第で十分に採用担当者に良い印象を与えられます。

まとめ


履歴書の趣味の書き方とポイントを詳しくご紹介しました。

採用には直結しませんが、趣味や特技が「業務に生かせるもの」や「応募者の人となりを表すもの」であれば、きっとアピールにつながります。

長年の趣味で得た知識やスキル、ものごとを深堀りしてきた姿勢はシニア世代ならではの魅力です。

好きで打ち込んできた趣味・特技を通じて、あなたの魅力を面接官に理解してもらえるよう、自信を持ってアピールしましょう。

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この記事の監修者

松澤裕介 【キャリアアドバイザー】

キャリアアドバイザーとして、転職相談3,000名以上、紹介企業数10,000社以上に対応。年間1,000名以上の履歴書、職務経歴書を作成。主に医療・介護業界の人材紹介を担当。「シニア人材の転職市場・転職の注意点」などのテーマで記事やコラムを監修。

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